いつも弊社ブログをご覧にただき誠に有難うございます。
本日は、本当に築年数と共に「家賃は下がり続けるのか」というテーマでお話しさせて頂きます。
一般的に空室が出て入居者募集をしてもなかなかお部屋が決まらない場合、不動産会社は一様に「家賃を下げましょう!」と言ってきます。もちろん家賃を下げるという事は現在よりターゲットを広げることになる事や割安感で決まる確率は上がります。
ただ、一度ディスカウントをしてしまうと次回もディスカウントしなくてはならなくなり、物件の価値を下げ、更には出口がキャピタルゲインの場合、売却時の価格にも大きな影響が出てしまいます。
それでは現状維持や逆に賃料を上げることは本当に無理なのでしょうか?
弊社では18世帯の単身物件で総賃料50000円上げた実績や、1部屋単位でも2000円~5000円上げて募集をし、成約に至った実績が数多くあります。それでは一体どんな施策を行っているのでしょう?
まずは足りていない設備を付加する方法があります。
例えばガスコンロが使えるのにコンロが無い、インターフォンが古い、エアコンが1基も付いていないなど、競合する物件と比較して設備的に負けている場合は、それらを設備として設置し、賃料を5000円上げれば、仮に設備に10万円かかったとしても20カ月で回収が出来、更に次の入居者募集の際にはそれらが使えますので投資効率はとても良い事になります。
もちろんやみくもに設備を後付けすれば良いわけではなくきちんとしたリサーチが必要です。
次に取れる施策としてご紹介するのは「ステージング」という手法です。
一般的にステージングは家具や小物を設置してモデルルームのようにお部屋を飾る事をいいます。
ただステージングは家具を置けば良いのでは無く、ターゲットとする層に向けて魅力のあるお部屋作りをし、おそらく不動産会社が数件ご案内する中で確実に「印象を残す」ことを目的としていますので、十分な調査や何をどう配置するか等の戦略は練りこむ必要があります。
費用は様々ですが弊社は賃料1カ月以内でステージングをご提供させて頂いております。
どちらの施策も私たちは「賃貸専門不動産会社」として培ったんノウハウやグループ賃貸仲介店舗を通じて得たお客様(入居希望者)のニーズを反映させることによって賃料UPを実現してきています。
その他、一般サイト以外の募集方法などもありますが、それは次回ご紹介させて頂けたらと思います。
現在空き室があってお困りの方は、是非、お問い合わせいただけたら、満室へ向けたご提案をさせて頂きますのでお気軽にお申し付けください。
J-REC公認不動産コンサルタント
宅地建物取引士
ファイナンシャル・プランナー(AFP)
甲斐 勝利