皆様こんにちは
いつも弊社ブログをご覧いただきまして
本当にありがとうございます。
今回も私、新開からは世界の賃貸事情について
お話させていただきます。
先日、オーストラリアでは日本からの入国について、
ワクチン接種が完了し出発前3日以内の
新型コロナウィルス検査で陰性であることを条件に
全域ではありませんが、検疫なしで入国することが
可能になると発表がありました。
感染状況によると思いますが、
コロナとの共生へ方針を転換する国が増えて行くの
かもしれませんね。
今回はニューヨークの賃貸事情に
ついて調べてみました。
日本では住み替えの際に、「賃貸か購入か」
がよく検討され、住まいを借りることと買うことを
比較する人は多いですが、
アメリカのほとんどの地域では「家は買うもの」
という考え方が強く、
ライフスタイルの変化に合わせて家の売買を繰り返し、
数年ごとに引越すのが一般的なようです。
しかし、ニューヨークやロサンゼルスなどの
大都市圏では賃貸物件も多く、
ニューヨークの賃貸率は66%と、東京都の53.4%
と比較しても賃貸率が高く、
賃貸での暮らしが一般的であると言えると思います。
ニューヨークは人気の高い街であり
家賃の高騰が続いていて、
マンハッタンでは、日本でいうワンルームタイプの
部屋で約18万円~30万円くらいするようです。
若い人は何人かとルームシェアをする
ケースが多いようで、それでも1人当たり
日本のワンルームの家賃に相当するぐらいの
負担は必要となります。
また、入居審査も厳しく、家賃の数十倍の年収か
貯蓄額の証明、またはアメリカ国内での
連帯保証人が必要になるようです。
やはり、憧れの街ニューヨークに住むことは
ハードルが高そうですね。
物件の探し方は、現地のエージェントや
日系の不動産会社などに依頼するか、
情報誌などで情報収集するのが一般的です。
その点は日本とも似ていますね。
しかし、入居にかかる費用や退去時の
慣習が日本とは異なります。
日本で不動産会社に支払う仲介手数料は
「家賃の1ヶ月分」が多いですが、
ニューヨークの場合はおよそ「年間賃料の15%」
が必要となるそうです。
2,000ドルの物件の場合、2
,000ドル×12ヶ月×15%=3,600ドルで、
家賃の約1.8ヶ月分と日本より高い計算になります。
礼金のような仕組みはありません。
敷金に似た「保証金」が契約時に必要となります。
これは家賃の1ヶ月分くらいで、
よほど酷い部屋の使い方をすると
そこから修繕費を引かれますが、
ほとんどが退去時には全額返還されるようです。
日本ではまだまだ少ない、
賃貸物件のカスタマイズも寛容で、
部屋の改修は通常使用の範囲と考えられ、
退去時の原状回復義務も基本的に求めらません。
でもセンスは求められますね。
いかがでしたでしょうか。
国や文化によって異なる賃貸事情、
自由の国アメリカならでは、個人を権利を
お互いに主張し合うアメリカらしさを
象徴するようなスタイルでしたね。
人々が自由にいろんな場所や国への行き来が
出来る日が来ることを祈りながら
次回へ向けてまた調査していきます。
お読み頂きありがとうございました。
新開